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データストーリー:「ハイブリッドクラウド+生成AI」で変革を起こせ

生成AIの加速、サステナビリティーのサポート、そして従業員のスキルアップを実現するためにはハイブリッドクラウドの力が不可欠です。

わずか1年足らずの間に、生成AIは世界中の企業にとって戦略上の最優先事項となっています。カスタマー・サービス、コーディング、自動化、その他多くのビジネスケースに生成AIを導入する企業は、この革新的テクノロジーには膨大なデータやコンピューティング能力、高度なセキュリティー・アーキテクチャー、迅速なスケーラビリティーが必要であり、これらがハイブリッドクラウドで実証済みのアドバンテージであることを認識しています。

68%のハイブリッドクラウド・ユーザーは、生成AI の利用に関する指針や手法を組織全体で正式に導入済みです。


しかし、かつてハイブリッドクラウドの導入を遅らせたのと同じ障壁が、今は生成AI に立ちはだかっています。例えば、クラウド担当リーダーの45% は生成AI の導入に伴う懸念点として、サイバーセキュリティーや、データと情報に関わるプライバシーと機密性の担保を挙げています。さらに、61%はセキュリティーやコンプライアンスの確保を理由として、特定ワークロードをパブリッククラウドからプライベートクラウド、またはオンプレミス(自社施設内のサーバーによるシステム運用)のデータセンターに移行させています。この割合は前年から22%増加しています。

セキュリティーとコンプライアンスの懸念にいかに対応するか

セキュリティーに関する懸念について、グローバルにおける状況が明らかになりつつあります。アジアでは、シンガポールでクラウド施策を担当する経営幹部の43%が2022年にセキュリティーへの高い懸念を表明しましたが、これは2023年に68%にまで拡大しました。また、ヨーロッパでは、ドイツのクラウド担当役員の71%が2023年にセキュリティーに関する懸念を表明していますが、これはわずか1年で25ポイント上昇しました。

企業は、生成AI に対するサイバーセキュリティー上の脅威に対処することで、このAI技術が脅威の検知や自動化にもたらす幅広いメリットを見出し、展開する機会を得ることができるでしょう。

42%のグローバルな意思決定者はクラウドの力を借りて、社内でサステナビリティー目標を設定し、進ちょく状況を確認するとともに、管理を徹底しています。


サステナビリティーと従業員のスキルアップの課題に取り組む

生成AIは企業のクラウド活用のアジェンダのうち最新のものの一つですが、堅牢なクラウド・インフラストラクチャーも、組織やそのエコシステム全体におけるサステナビリティー施策の管理に不可欠なものです。実際、社内またはサード・パーティーのサステナビリティー目標を管理するためにクラウドを使用しているグローバル・リーダーの3分の1以上(36%)は、テクノロジーがサステナビリティー戦略に最も大きな影響を与えると回答しています。

ハイブリッド・クラウドは、生成AIを採用し、企業がサステナビリティー目標を達成するために不可欠ですが、依然として十分なクラウド・スキルを持つ人材の確保の難しさが進捗の妨げとなっています。平均するとグローバルな意志決定者の58% がクラウド・スキルは引き続き大きな課題であると回答しています。クラウド・スキルのニーズを満たすために、新たな役職を設けた組織は72% に達し、規制の厳しい業界ほど、割合が高くなっています。このことは、より多くの従業員がハイブリッド・クラウドや生成AIのツールなどの各テクノロジーを利用し、そのメリットを享受できるよう、スキルアップの取り組みを強化する必要性を示しています。

ぜひデータ・ストーリー*をダウンロードし、ハイブリッド・クラウドの力と生成AIの可能性を組み合わせることで、セキュリティー、サステナビリティー、および人材育成の目標をサポートしながら、変革を加速する方法をご確認ください。

*データ・ストーリーは、データのもつ意味をビジュアル化されたストーリーで表現したものです。スマホでも見やすいレイアウトとなっておりますのでぜひご活用ください。

 


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発行日 2023年11月6日