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管理会計再構築のポイント-プロセス

フィナンシャル・マネジメントの提言として、管理会計再構築のポイント-プロセスを紹介します。
洞察
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フィナンシャル・マネジメント

予算制度の課題
管理会計において予算制度は言うまでもなく重要な要素です。しかしこれまで、会計ビッグバンといわれた会計制度改革の蚊帳の外に置かれ、数多くの企業ではいまだに下記のような問題を抱えています。
  • 翌年度の予算策定に3~4ヶ月もの期間が必要となるため、予算執行時には、前提条件が変化してしまい、すぐに予算内容が陳腐化してしまうことがある。
  • 全社レベルでの予算目標と、事業部などの部門内での積上げ数値の間で差異が発生し、ギャップを解消できない。
  • 個別の積上げ予算の策定方法が、部門や作成者によって異なり、全体での予算差異分析が正しくできない。
  • 予算方針策定時や、個別の検討でシミュレーションを実施したいが、効率的に実施できるツールがない。
  • 中期的な方針・計画と単年度予算の間で、アクション(施策)レベルでの整合性がなく、数値のみを合わせた状態になっている。

予算制度の再構築
上記に見られるような予算制度の弊害を克服するためには、統合マネジメントモデルの構築が必要となります。
統合マネジメントモデルの構築
拡大図

第1に、戦略策定と計画策定を統合する視点が重要です。中期計画と年度計画の統合、共通のビジネスドライバーを計画と業績管理に設定、管理することがキーとなります。

第2に、ローリング予測の実施です。固定された計画でなく、経営環境の変化に応じた予測をマネジメントの中核として位置づけるのです。この、ローリング予測によって、戦略目標と予期される結果とのギャップを埋めることにマネジメントは注力できるようになります。

第3に、組織の中にKPIを埋め込むことです。これによって中期・年度・実績・予測の各要素を統合する計画モデルを通じて、企業内外の計画策定のコラボレーションを促すことができます。目標は戦略の枠組み内に設定され、組織を通じてカスケードを実施します。業績の測定と評価は、戦略に沿って役割に対応して実施されることになります。

ローリングフォーキャストから統合マネジメントモデルへ
マネジメントモデルの変革は、一朝一夕に実行できるものではありません。ローリングフォーキャストの導入からまず実施することが進め方の一例です。
ローリングフォーキャストを実行していくことにより、適切なビジネスドライバーを明確にすることができます。この作業は戦略の検証にもつながるものです。また、計画策定の正確性を保ちながら迅速に行なうことも、ローリングフォーキャストを実施してくことによって組織のスキルとして身に着けていくことができます。計画を策定する上で、重要な情報を的確に把握すること、重要な指標値を予測することが、組織の中に定着していくことになるのです。



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