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管理会計再構築のポイント-インフォメーション
フィナンシャル・マネジメントの提言として、管理会計再構築のポイントを紹介します。
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フィナンシャル・マネジメント
ライトタイムな情報提供とは
業績を把握するために、ほとんどの経営者は、いまだに月例報告に頼っています。しかも、その報告は月末から2~3週間も経って、はじめて届くというものです。経営者たちは、重要な情報を毎週、毎日、および何らかの異変があったときに、リアルタイムで入手できるようにしたいと考えています。しかし、そこで忘れてはならないのは、すでに起こってしまったことを知ればいいということではなく、より多くの利益を生み出すための行動に必要な情報を入手するということです。
ライトタイムマネジメントは、的確な経営管理情報を、その情報を必要とする人々に、適切なタイミングで提供することです。リアルタイムに情報を提供することとライトタイムな情報提供には決定的な違いがあります。リアルタイムのデータから得られるのは、例えば現時点で製造資材の調達が滞っている事実に限られる一方、ライトタイムな情報提供の場合、"現在のままビジネスが推移すると、全体の生産量は10%減少し、収益は40%低下する"というような警告を与えることができます。
こうしたライトタイムを実現するには、現状を構造的に捉えること、更に計画を作成する際に、ビジネスドライバーを明確にして、これを管理することが重要となります。
KPI(Key Performance Indicator)とは何か
業績評価の手法としてバランス・スコアカードを採用している企業が増えています。その中で、業績評価指標として位置づけられているのが、KPIです。実際にKPIを運用する場面においては、結果を測定することが強調されるため、指標のほとんどが財務指標で構成されることや、詳細化に注力するあまり指標の設定が多すぎる場合が、しばしば見受けられます。
ライトタイムマネジメントにおけるKPIは以下の定義です。
業績評価指標は、測定価値を持つビジネスドライバーを定量的に測定する指標を意味します。ここで重要なのは、戦略目標に明確に因果関係を持つビジネスドライバーを的確に定義することです。例えば、ビジネス目標として売上の20%成長が設定されていた場合に、顧客嗜好に適合した商品の提供に対する自社製品のリピート購入率がKPIとして設定されます。
効果的な指標設定の3つのポイント
KPIを設定する時には、業績をバランスよく評価できることや最小限の数の指標を設定すること、組織全体にカスケードすることが必要となりますが、特に以下の3つのポイントが重要です。
戦略と企業価値に密接につながること
指標によって戦略の実行が正確に評価できること、指標の向上が企業価値の向上に密接に結びついていることが第1のポイントです。
指標そのものではなくビジネスとの因果関係を明確にすること
戦略目標を達成するビジネスドライバーを適切に測定できる指標を設定すること、すなわち業績目標を達成するシナリオを決定するドライバーを明確にすることが第2のポイントです。
全体の体系と目標達成の関係性を明確にすること
戦略そのもののストーリー、すなわちシナリオの関係性を指標体系の中に組み込むことが第3のポイントです。
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