信頼できるAIで価値を解き放つ
銀行と金融サービス向けのIBMソリューション
watsonxでAIの活用を本格化 銀行業務の可能性を拡大
歩道に立ち止まりながら携帯電話を見ている笑顔の人の画像
金融業務の展望

生成AIは急速に成長しており、ビジネスおける可能性は極めて大きく広がっています。しかし、金融サービスのように複雑な業界でAIを活用するには、成熟したアプローチと、リスクや機密漏れを軽減するための綿密な枠組みが必要です。AIは、金融サービス業界が顧客を支援し、効率性を高め、データを保護する方法を変えますが、解明すべき重要な考慮事項があります。

IBMは100年以上にわたって金融サービス業界のイノベーションをリードし、世界最大手の90以上の金融機関と提携しています。IBMのハイブリッドクラウドとAIの機能は、金融機関が新しい業務モデルに移行し、デジタル化を受け入れ、金融機関の新時代において継続的な収益性を確保できるよう支援します。

 

 

銀行業務の拡大

エクスポネンシャル技術がバックオフィスの効率を高め、金融機関が従来とは異なる新たなビジネス・モデルによる混乱に直面する中、銀行は顧客の日常生活においてより意味のある役割を果たすことができます。

金融業界におけるグローバル展望2023はこちら

ソリューション

AIを活用した業務の効率化による、銀行員の生産性と業績の向上 AI:これからの働き方
エクスペリエンスの再構築

銀行の顧客は今、パーソナライズされたシームレスな銀行体験を期待しています。対話型AIにより、一貫性のあるインテリジェントなカスタマー・ケアを提供できます。

ESG

環境・社会・ガバナンス(ESG)要素に対する包括的な透明性と責任追跡性は、銀行とその顧客にとって必要不可欠です。ESGデータの収集、レポート、アクションを簡素化することで、責任に関する目標を達成します。

ハイブリッドクラウド

銀行はキャパシティーと生産性を高めながら、新たなレベルの効率性を生み出す必要があります。これは、ハイブリッドクラウドでのアプリケーション・リソース管理によって可能になります。

回復力

金融機関は、重要なデータの安全性を確保しながら、そのデータに即座にアクセスできる必要があります。回復力と応答性を向上させるストレージが不可欠です。

モダナイズ

激化する競争環境、新たなセキュリティーの脅威、変化する規制要件に対応するため、オープン・バンキングとモダナイズされたシステムへの移行が求められています。

セキュリティー

リスクの評価、不正の検知、IDの確立、ユーザーの認証、すべてのチャネルでの悪意のある試みからの保護に役立つエンドポイント・デバイス・ソフトウェアです。

オープン・ソーシング戦略フレームワーク

オープン・ソーシング戦略フレームワークは、6つのタスクから構成されています。

  1. フロント・サービス
  2. デジタル・サービス
  3. ビジネス・サービス
  4. 金融サービス向けパブリッククラウド
  5. 新しい働き方の実践と人材育成、コミュニティー
  6. データ利活用サービス

このフレームワークは、デジタル変革戦略の迅速な立案と実行を支えるために、サービス提供のスピード向上、開発コストの削減、システム品質の向上を重視して構造改革を推進します。さらに、新しい働き方の実践や技術者の育成・確保といった課題解決も視野に入れ、ビジネス・モデル変革に包括的に取り組むことができます。 オープン・ソーシング戦略を推進するためのソリューションは、オープン・アーキテクチャー、オープン・スタンダード、オープンソースを採用した「オープン・プラットフォーム」として提供します。

デジタル・サービス・プラットフォーム(DSP)

業界共通サービスを金融サービス向けのクラウド上で、オープンかつ安定的に提供

DSPは「オープン・ソーシング戦略フレームワーク」を推進するための第一弾で、大きく3つの要素から構成されています。

  1. 業務マイクロサービス:認証、諸届、口座照会、振替、資金移動といったサービスを実行するための共通サービス部品です。基幹系連携機能を利用することにより、基幹系システムを意識せずにプラグインの方法で新たな業務を迅速かつ柔軟に開発できるようになります。
  2. 基幹系連携機能:業務マイクロサービスは、汎用的な基幹系システムを想定し、規定のAPI仕様を利用してバックエンド・システムとやりとりをする仕組みになっています。そのため、金融機関ごとに異なる基幹系システムの連携方法、インターフェース仕様・粒度の違いを吸収する基幹系連携機能が必要です。基幹系連携機能の開発・稼働には、日本IBMのソリューション・アセットをご利用いただけます。
  3. DSP基盤:業務マイクロサービスの稼動環境として、DSP基盤を提供します。DSP基盤はIBM Cloudを活用し、セキュアな高可用性のクラウド基盤です。

金融向けデジタルサービス・プラットフォームとは

データ・ユーティライゼーション・プラットフォーム(DUP)

DUPは金融DX実現のための包括的システム・アーキテクチャー「オープン・ソーシング戦略フレームワーク 」のデータ利活用サービスを支え、洗練された複数のデータ分析モデルとデータ利活用の活性化に資するユーザー・コミュニティーを提供するものです。分析モデルでは、顧客の行動から成約につながりやすいアプローチを予測するイベント・ベースト・マーケティング(EBM)のみならず、今後も継続的にラインナップを増強していくため、金融機関は最小限の経営資源投下のみで包括的なデータ利活用体験を享受できます。

  • 提供サービス
    分析モデル(EBM)
    連合学習
    ユーザー・コミュニティー
  • 期待効果
    特定商品における成約顧客の獲得力が推定約1.5〜2.0倍になると試算しています。
    連合学習済みモデルと自社モデルの併用により、さらなる潜在顧客を導出できます。
    ユーザー・コミュニティーでは参加者同士の成功事例等のナレッジ共有や、データサイエンス・スキルの共有を実施し、ユーザーのデータ利活用活動の継続や高度化を推進していきます。

実績のある分析モデルの活用
DUPは検証済みの実績ある分析モデルを搭載しています。
データを所定のフォーマットでアップロードいただければ、翌営業日に分析結果をご提示します。

連合学習
連合学習したモデルを併用することで、これまで捕捉できなかった顧客を導出することが可能です。

コミュニティーへの参加
参加者同士の成功事例等のナレッジ共有や、IBMのデータサイエンティストやコンサルタントのスキルの共有を促進する場にご参加いただけます。

データ利活用に必要なサービスを包括的に提供するSaaS型プラットフォーム

ひろぎんHDと千葉銀行のDXから示唆を得たデータ利活用プラットフォーム

FLOps - 企業に分散したデータからビジネス価値を継続的に創出する手法

お客様事例 Crédit Mutuel社

専門家サービスが60%スピードアップ。Crédit Mutuel社はIBM Watsonを使用して、その強みであるカスタマー・サービスの専門知識を構築しています。

NatWest銀行

NatWest銀行がパーソナライズされた顧客体験をどのように再構築したかをご覧ください。

株式会社百十四銀行

デジタル技術を活用した非対面の取引チャネルを強化・拡充し 「地域のプラットフォーマー」を目指したDXを推進しました。

ABN AMRO銀行

ABN AMRO銀行は、バーチャル・アシスタントによるデジタル・トランスフォーメーションを推進しています。

洞察 2023 脅威インテリジェンス・インデックス

IBM Security® X-Force® 脅威インテリジェンス・インデックス2023は、CISO、セキュリティー・チーム、ビジネス・リーダーがサイバー攻撃の先手を打つために役立ちます。

詳細はこちら
インパクトのあるモダナイズ

ハイブリッドクラウド・コンピューティング・アプローチの主な目標として目的に適したものを採用している企業は、モダナイゼーションの姿を塗り替え、変革と迅速な拡張を実現しています。

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生成AIが銀行を変革

金融サービス・ゼネラル・マネージャーのJohn Duigenanの動画をご覧ください。AIの主要なユースケース、オープン・プラットフォームとハイブリッド・プラットフォームの重要性、アプリケーションのモダナイゼーションにおける生成AIの役割、AIを採用する財務幹部にとって不可欠な考慮事項について説明しています。

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